2018/03/22

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ11

ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第10弾。
■ 本修理案件に対し、
◆ いくつか方針を確定させた形で進行する流れとする。
・ 大前提として、これ以上の大規模な出費はしない。
工具を ある程度確保するのも目的の 1つではあったが、このまま完全な状態とする方向へシフトすれば、
ジャンクよりの復旧と云う目標から 大幅に逸れてしまう結果となる。
・ シャフト 及び コンロッドユニットの摩耗箇所は、   高強度耐衝撃性能の高い金属向け接着剤 或いはパテを用いて対応する。
コンロッドユニットだけなら まだ、一寸無理を云えば調達しての解決は可能だとは思う。

しかし、シャフトの傷みにも適切に対処していなければ、コンロッドのみ新規部品で調えても、
その出費に見合うスパン、活用出来るだけの状態にまで回復させる事には、ならないだろう。

状態から診ても、本来なら AK70252 DCブラシレスモータ を調達するのが 一般的な修理なのだろうが、
前述の通り シャフト以外に傷みが無い点を勘案すると、当初の方針に反する為 却下。

或いは、メーカーである MAX側が、気を利かせてドライブシャフトのみを提供してくれたとして、
手軽に入手可能な 600kg程度の低出力なプレスでは、その換装は適わないと予想が立つ。

何より、MAXでの設計製造時点で、あの様な 両角の小さな平行キーを選択してしまう程に 力が加わらないモノと
考えて良いのなら、高強度耐衝撃金属接着剤やパテの充填だけで、充分用を成すと結論した。
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MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ10

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第9弾。
■ 結局、また待つしかない状況に・・・
◆ とは云え とりま、手で抜けてしまったコレを、 合体させないとね。
◆ 何故かハメる時だけはゴムハンマーが要る・・・ コレで、外すのはヤっぱり手で出来るのよなw
◆ 続いて 固着したピンを外す・・・ まずは 高圧側コンロッドユニット AK70214 から・・・
◆ ハンマーとレンチで 軽く叩くだけで外れた。
◆ シャフト側も あっさりと。
◆ 見事に真っ二つ・・・ って、こんなに折れるモノなのか??
◆ こう見ると マトモなカンジだが・・・
◆ 反対側は ガッツリえぐれてます(^_^;)
◆ それでもまぁ おきつねさまが少し使う程度なら、 平行キー次第で まだナンとかなりそうなんだが・・・
◆ しかし、そう思いつつ良く診ると衝撃の事実が! 平行キーの溝が 2段になってる!? (;^ω^) そもそも、相当に粗悪なモノだったとしても、 平行キーが破断するなど 考え辛いのだ。 そんな事を考えつつ、 展開図/部品価格一覧を眺めていて気が付いた、
14 AK70379 DCブラシレスモータ(1230E2) 
※キー(2個)別供給
なるほど、平行キーは 2つの部品だった様だ(^_^;)
巷の情報では、"ヘンに独自性ばかり追求する傾向がある企業" とは聞いていた MAX。
これを診るに、相当 偏屈なモノの造り方をしているのかもしれない と感じざるを得ない。

本来、長さ30mmの両丸タイプで 2段仕立てとして製造してあるべき平行キーを用いるようなシャフトを設計しておきながら、

展開図/部品価格一覧表と 実際の状態から判断して、
両角タイプの 且つ、コンロッドユニットの幅すらない かなり短い平行キーを使って茶を濁していた事に・・・

そのような状態のまま、アルミ製のクランクに加わる力の大きさを考えるに、
某家電メーカーの自滅タイマーの様に じわじわと 自機の寿命を削っていくのは、想像に難くはない。

もし付けられていた平行キーが、不当な修理に因るモノではナイとしたら、
MAXと云うメーカーの製品、他者に薦められるだけのモノであるのか、かなり疑問視 し始めている。
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MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ9

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第8弾。
■ MonotaRO から モノタロウ ギヤープーラー3本爪 が届いた。
◆ 今回は対象を撮影w 耐荷重 5t とはあったが、 思っていた以上に大きくて苦笑(^_^;)
◆ 早速使う。 低圧側コンロッドユニット AK81209 が バラけてしまっていたおかげで手軽に取りつけられた。 その後、17mmのスパナで まったり回しただけで・・・
◆ あっさり外れたコンロッドユニット2つ。 しかし こりゃ酷い・・・(´ヘ`;)
◆ 平行キーが 無残に真っ二つだ・・・ シャフトもえぐられてて、 フツーなら廃棄対象な域に・・・
◆ 断裂した後は、クランクが回らない事もあったのだろう、 完全に すり潰されている。
◆ その結果、低圧側 AK81209 コンロッドユニットWAR の 接触面も傷付けている。
◆ 高圧側シリンダーを傷つけたピストンも、 商売で修理しているワケではナイので このまま使うしかないのだが、
◆ 高圧側 AK70214 コンロッドユニットXAS の シャフトとの接触面も、エグれてしまっている始末。 これを調達するとなると、 ピストン他 全て組み付けになっている物しかなく、 11.5k円する・・・ この機器の為、既に 53k円程出費している、 以下にある様に 軸のほうも相当な状態であり、 可能なら調達は避けたいのが本音だ(-_-;)
◆ 分解の過程で判っている事として、 低圧側の AK81209 コンロッドユニットXAS と AK15023 フライホイールバランサ との間に 挟まっているべき AK15137 ストッパーが無かった。 過去 何らかの修理の手が入っているようだ・・・ 終いには、 両丸タイプの平行キーを使うべきであるハズの処へ、 両角の短いモノを使っている(´ヘ`;)
平行キーに関しては、メーカーである MAX が単体販売を対応していない部品であるが、
破断を予想していた為 MonotaROに セイキ製作所 平行キー 両丸 S50C を注文済みだ。

が、まだ届いていない。

そしてコレを纏めている間に、発注してあった交換部品が、MAX から ほぼ届いた。
しかし、そのまま組み付けるワケにはイかない事態に、少々困惑している。

部品も届き、新たに新品機器を調達する予算などある筈もない。
これを使えるようにするしかない現実に若干途方に暮れている。

コンロッドユニットの対象箇所や モーターから延びるシャフトだけの販売をやってないのが忌々しい#

シャフトをマトモにしたいなら、壊れていないモーターと一体の
AK70252 DCブラシレスモータ を発注しなければならない。・・・1基 46k円

高圧コンロッドユニットと合わせると 57.5k円、これまで使ったのが53k円・・・
新調した道具の費用を加えれば、既に70kは超えているだろう。

更に部品を全部調えるとしたら、
ほぼ新品を買ったのと変わらない状況になりつつある(´ヘ`;)

だが、"ジャンクを使えるようにする" と云う目的である以上、
壊れていないモーターを替えるのは、明らかに本筋から外れる。

壊れている部分だけの調達が適わないモノか、多少アガいてみるしかナイだろう。
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