・・・そろそろ、社内での "デジタルカメラの立ち位置" を、正しく再認識し直すべき時期に至っている事を断言する。
■ 大前提として、他の有象無象と同じ事をやっていては、売れるものも売れない。
それとも SIGMAって、もう カメラは暇潰しにしか造ってないのかな?
ココで、長年 SD14遣いしてる身としては、一応警鐘しておこうと思う。
今の処、SD14から 無理してまで買い替えるだけの価値のある機種投入出来てないよ? 判ってますか? |
次期調達に足る対象が、10年待っても登場しないのだ、流石に文句を云う権利くらいはあるだろう。 |
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■ 件の SD14 は、発売が2007年。(購入は翌年、ファームウェアのバグ解消を待って。)
◆ 今となっては解像面での分解能・・・ 一般で云う "解像度" は、現行最新他社製品比で、遥かに劣る。
しかし今でも、他の製品より優れる面もある。
・データ取得方式と記録形式所以の 色の分解能(一般で云う色深度)
・受光素子物理特性としての 光を得る能力(ダイナミックレンジ) |
★ トクに後者は、某N社のフラッグシップ機に並ぶ能力を並ぶ能力を有していた。
◆ しかし この特徴も、続く SD15 や SD1 では、FoveonX3の高解像度化に伴い鳴りを潜めてしまった・・・
SD14では、解像度が低い代わりに、1素子サイズが大きかったコトで得られていた特性でもあったからだ。 |
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■ 後継の・・・
◆ SD15では、SD14で 3つに分かれていた半導体群を、
1つに統合したプロセッサ、TRUEII 画像処理エンジンへ刷新、安定性の面で改善をされた。 |
◆ 更に後、最上位機種として登場した SD1 では、大幅な解像度増を果たし、その点でだけは面目躍如と云う印象だった・・・
しかし、その他の要素が 余りに酷過ぎた。
・バッテリーの持ちが劣悪に。
半導体規模とピクセルを増した FoveonX3 の、データ処理での待機ストレスを減らす工夫として
画像処理エンジンTRUEIIを複数搭載するなど、力業で対処した結果。 |
・ミニHDMI映像出力無搭載。
当時のフラッグシップ機では定番となりつつあったHDMI出力無しと云うのは、
デジタル機器と云う枠組みを無視し過ぎだ。 |
・メモリカードへのデータ転送速度が遅過ぎる。
SIGMA自身、中判デジカメ並み解像感を謳っていた。
それを生み出すデータだ、当然1000倍速程度の CFメモリで用を成すような規模では無い。
なにより SD1開発時点でも、高価だったが M.2 SATASSD くらいはあった。
これを 高価な "高級最上位機種" で採用しなかった事は、愚策としか云い様が無い。 |
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・他の機器との連携機能を持たない。
デジタル機器である以上、現像にも画像の確認にも、大画面な他の介在を必要とする。
だが、そうした要素も、著しく他に劣ったまま推移している。 |
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その構成を そのまま考えなく高級コンデジ枠の DP1等に展開したワケだが・・・
固定レンズのまま 且つ、コンパクトと云う枠組みを堅持し、開発コストを抑制しつつ、
プロセッサの電気喰いに対処する為、バッテリーを複数個 標準添付して誤魔化した。
が、SD系のバッテリーより容量が小さい
DP向けバッテリーが 2つ3つあった処で、焼け石に水であったのは、察するに難くはないかと。 |
その反省に基づいて、パワーグリップを取り付けられるようデザインされたのが 現dp Quattro だ。 |
これらは愚行が過ぎた、むしろ半導体ベンダへ、消費電力面改善を要求して然るべき案件だ。 |
そうした背景もあり、dp Quattro は そのサイズやレンズの扱いから、コンデジ枠ですらなくなった。
結果として、どの製品も、本当に中途半端なモノばかりとなった(´ヘ`;)
ここで一般消費者の多くがやるであろう、他社のミラーレスデジイチとの比較などされようモノなら、
画質以外に何の取り柄のない残念機種と診られてるのは必至・・・ |
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★ なによりSIGMA陣営は、大きな取り違えをしている。
◆ そもそも "画質さえ良ければ" と豪語するなら、最低を満たした製品を出してから云うモノだ。
持ち歩くデジタル機器での最低限とは、バッテリーの運用持続時間 と データの記録速度 を指す。 |
この点だけは、画質を問わず、使い勝手以上に重要な記録機器としてあるべき能力であり、
★ ソレすら満たせていない現状は、デジタルデータを扱う 据え置きではない製品としての体を成していない と断ざざるを得ない。
なにより、SDシリーズを ほぼ切り捨てた感もある SIGMA・・・
そんな折、概ねフラッグシップ扱いな dp Quattro シリーズでさえ、
一見尖っているように見えて、基本部分は 追随他社と差が無いばかりか、
デジタルイメージング機器として劣る要素が多過ぎて、プロ向け処か、素人の使用用途すら満たせてない・・・ |
製品展開としては致命的状況だ。 |
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◆ 確かに、画を得る器としてだけのカメラ の形を追求するのは 非常に良いスタンスだ。
・・・が、残念ながら現状は、"完全に" どっちつかず な状態 だ。
ココなきつねは、SIGMAのカメラ開発部署関係者に対し、
高画質以外の面が全て、中華スマホのカメラにある最低限の機能にすら満たない。 | と云う事実に対し、 |
自覚があるのかを問いたい。 |
返答を得るまでも無く添えておくが、"こだわる" のと "単なる偏屈" は、別物なんだが? |
ぶっちゃけ、一部欧米勢の評価に対し過大な自負を持ち、それに酔いしれてないか? |
★ 最後に 千代田光学製フィルムカメラ遣いだった過去の経験を踏まえて云わせてもらえば、
カメラと云う物理に "こだわった" と云う割に、
一眼レフレックスカメラですらない dp Quattro が実質フラッグシップ・・・
ミラーユニット10万ショット耐久を謳っていた SD14、ほぼ室内利用で、漸く 7万ショットを超えた程度だが・・・
新品購入して半年で・・・ 保証期間内にミラーユニット無償修理を受け、数年後同じ個所を有償修理した。
故障時の傾向からして、斜め下向きに構えて撮影されるのが苦手らしい。
おきつねさまの運用では ともかくとして、
カメラを斜め下向きに構えて撮るってのは、そんなに稀有な撮影状態かね?? (´ヘ`;) |
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でまぁ、もう機械創りは懲りたのかな? と、dp Quattro を診てると、そう云う空気がね・・・ |
◆ それに本陣たるレンズ製造にしても、絞り輪を無くした時点で どうなのかね? と、嫌みの1つも云いたくなる。
自社のカメラ本体にだけでも、それらしい位置へリングを備え、コントローラとするのでも良くなかったか? |
★ もはやプロ向けとしてすら、ニッチな市場となってしまった 一眼 "レフレックス" デジタルカメラだが、
もっと 物理(機械)レイアウトに こだわった造り を目指すべきでは無いのか? 相応に売りたいと云うのなら。
但し、どんなに機械の部分だけ頑張っても、
各種インターフェイスと ソフトウェア面が伴わなければ ただのゴミ |
それがデジタル機器である と云う事を踏まえて臨む必要はあるがね。
逆に それを理解出来ないなら、デジタル画像取得機器の設計製造からは、手を引く事を薦める。 |
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<<< p.s. 20180303 034700 >>>
■ 一般向けカメラであれば、この様なメモリーカードの登場を待つのも選択肢だろう。
しかし、プロ/セミプロ向け製品 と云うのなら、迷わず NVMeSSD を 内蔵実装対応 とするべきだ。
多少大仰な機器でも許容している向きと云うのは、コンパクトさより 実際に有効な能力のみを診る傾向が強い。
要するに、一眼レフレックスデジタルカメラなんて嵩張るモノを使う、顧客となり得る層の嗜好を、
企画段階で見誤ってないか? と云うコト。 今一度、熟考したほうが良い。
非力()な女性に使い易いかどうか? なんて程度の製品は、他の有象無象に造らせておけばいいのだ。 |
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■ SIGMA と云う企業には、
現存するデジタルカメラの枠組みとは異なる、新たなカタチを創り出すに足る礎は、備わっている。
しかし、采配を振るう者、企画を提示する者に、それを見出す才が欠けている と感じている。
製品が どのような者の手に渡り、
どの様に運用されるのかを、SIGMAは 未だイメージしきれていない様に診える。
何故なら どの製品であれ、どの層にもマッチしない状況が続いているからだ。
もし合う層があるのだと思っているのだとしたら、とんだ勘違いである。
ニッチな市場のニッチ過ぎるニーズの向きに、
機能面で大幅な妥協を強いてまで使って貰っていると云うのが、正しい現況だ。
欧米の一部で ではなく、日本でもっと認められる方向性があり 且つ、SA-9より
SIGMAが小慣れた分野でもあり、今 真に その風が程よく吹いている・・・
何故この好機を活かせないのか、全く理解に苦しむ(´ヘ`;) |
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"デジタルカメラ" と云う "製品" としての "ハードウェアを企画する" には
単なる カメラ遣い/半導体屋/レンズ屋/プログラム屋 では、用を成さないと云う点に気付けていない。
確かに設計段階ともなれば、間違いなく餅は餅屋で良い。
それらを統括し、調整する者の能力さえ伴えば、製品は完成する。
しかし "企画" は別だ。
何れかの "立場" だけでのみ意見を述べる個 単体は、企画を立ち上げる際の参考にはならない。 |
そうした状況から脱するには まず、
製品の "企画" 段階での最重要要素が、"顧客目線だけ" である事を理解するべきだ。
ひと通り箇条書きとし、各部署へ可否を問い、詰めた上で 省くのか 開発してでも盛るのかを決定する。
その土台となる箇条書きこそが "企画" であるべきではないのか?
企画段階から、担当者や経営者が、安易な判断で切り捨てて良いモノなど無い。
ましてや、箇条書きに盛るべき対象をピックアップする能力も無い企画陣なら、存在価値を疑う域だ。 |
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■ おきつねさまも 予算が そうそうある訳では無い点で、良い顧客とはなりがたい。
しかし、SIGMA製デジカメの良い面を識っていて、それを薦めたい相手は多数居る。
そして画質面では認めてくれる向きも多い。
だが その都度、機能面でのリスクを添えなければならない虚しさ、判るかな? SIGMA関係者諸兄。
"画質さえ~" と云う口上は、一般消費者にとっては "ただの言い訳にしかならない" と そろそろ気付いてくれ。 |
★ "プロの目に留まれば それでいい" と云う方針であるのなら、それはそれで構わないのだが・・・
では一体 何名のプロが、実際に購入して使ってくれているのかな?
結局ね、顧客目線を忘れた製品なんて、ヘンな こだわりでもなければ ほぼ使わないんだよ。 |
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尚、このログの内容は、過去何度も SIGMAに対して呈してきた苦言と、何ら変わりは無い。
どういう意見に耳を傾けるべきか、もう少し考えたほうがイイな、人間諸兄は。