2017/02/10

Brastel本運用開始・・・

・・・カードが近隣コンビニで入手困難だったり、スマホを所有して無かったりで 少し手間取ったが無事導入完了、顛末と纏めをしておこう。
■ 今回このログで扱う Brastel と云うサービスでは、
公式アプリでの利用開始でケータイ番号を登録、SMSで認証コードが届き、それを以って050番号が配布される。
この場合、氏名他 登録すら一切必要が無い。

そのケースであれば 導入から使い方、使用感に至るまで 巷に良いTipsが沢山ある為、ここでは触れない。
■ 当ログで扱うのは、
おきつねさまの様にケータイを所有しておらず、日本国内の電話番号によるSMSを使う手段が無かった場合だ。

★ また、
スマホで既に 公式アプリ 050free を用い、Brastelカード無しで登録し利用しているが、追加番号を取得したい。
・・・と云ったケースでも、1アカウントに付き 3つまで、以下と同様な手続きで取得可能と確認した。
■ 手続きは至ってシンプルだ。
◆ 以下の内容で サポートへメール添付し、対応して貰うコトになる。
■ 具体的には、
本人確認として・・・
・運転免許証
・健康保険証
・住基台帳カード
・マイナンバーカード
・パスポート(写真のあるページと住所記載のあるページ)
・・・の 何れか1つ、パスポート以外は 裏面に一切のプリントが無くても 両面 と 新規に使う Brastelカードのスクラッチした面・・・
・・・を スマホやデジカメで撮影し、 ◆ 件名・・・ 以下の何れか、
・050番号取得希望
・050番号2つ目希望
・050番号3つ目希望
 としたメールに 添付。
◆ もし 2回線目/3回線目であるなら、メール本文に
■ 1回線目(メインアカウント)登録時に届いたメールにも記載のある カードナンバー(8桁) と 


■ アクセスコード(USER ID 8桁 と PIN 4桁)


を入力しておく。
これを、サポートである japanese@brastel.co.jp へ送信。 ★ 云わずもか、受信に支障の無いアドレスから メールを送信しておく必要がある。
平日なら、概ね当日に4ケタの認証コードが、送信したメールアドレスへ届く。
届いた認証コードを 050free か 公式サイトの[マイアカウント]ページで セットし、050番号を取得。
■ とまぁ
人海戦術だが 対応が細やかで有り難い、全く応じない他に比べれば先進的と云える。
しかし、個人情報の扱いやセキュリティ面を考えると、このやり方は微妙な気もする。

SMSを用いた個人認証情報のやり取りに於ける危険性が、強く云われ始めてもいる。
既に、思慮を要する時期を超え、対策が急務な事態となっているのは、明らかである。
★ この点、敢えて最善を述べるなら、
SMSを使うスタイルを廃止、androidやiPhoneアプリ そして Windows 全てに向け、
画像/テキスト情報の収集と 認証コードの配布 を行う自社製専用暗号化通信アプリケーション
 を提供し、
利用開始時の利便性向上と セキュアな個人情報のやり取りを実現するコトこそが、望ましいスタイルだろう。
腕が伴えば、片手間で出来る程度のプログラムだ、一考を推奨する。
■ さて、登録は出来た、次はIP電話アプリケーションの設定だ。
◆ Android/Windows問わず、AGEphoneが無難な選択肢だろうと思っていたが、流石日本企業見事に期待を裏切ってくれた。
Windows版では使用音源の選択が出来ず、既定の音源にしない限りBluetoothイヤホンマイクも使えない。
この点ベンダへ問い合わせたが、対応する気は無いと云う・・・ まぁ茶を濁さなかっただけ潔いが、候補から除外。

代わりに幾つか試し、最終的に辿り着いたのは、Zoiper だった。
AGEphone 同様、簡単なアカウント設定操作だけで あっさり機能した(^_^)

Android でも、アプリを Zoiper に差し替えた・・・ AGEphone の様な多彩な機能は無いが、
プッシュ通知処理が android の仕様に適合しているようで、スマートブレスレットでの着信通知処理も 支障なく行えた。

周辺機器との併用が必要ないなら AGEhpone でも良いかもしれない。
しかし、相手に合わせたコーデックの切り替えに、少し不安な傾向が見受けられた。
診るに、あくまで安定的な相手との接続を前提としているようであり、元国営企業絡みらしい味付けと云えよう。

また、利用していた短い期間でも、結構な回数の常駐が停止していた。
そうした実用面も含め、常用候補からの除外扱いとした次第だ。
★ 尚、
公式androidアプリ 050free は OEM製品らしく、他よりマシなだけで IP電話アプリとしては出来が悪い。
数日使用していたか、結構な確率で常駐が解除されて、着信出来なくなっていた。
登録情報の控えを取った上、GooglePlay から Zoiper を導入し、アカウントの追加操作で、 Brastel の SIP情報をセットして使用すると、着信も安定する。
★ Brastel公式によると、050番号を取得しても 30日以内にアプリの設定を行わない場合、取得した番号は削除されるとある。
この場合のアプリとは 公式の 050free のみを 指さない、上述した Zoiper等 IP電話クライアントも含まれる。
要は、プリペイド入金しないまでも、使用は開始している必要がある と云うコトだ。
■ Brastel同士の通話に限っては、
通話料が掛からないだけでなく、利用開始時の残時間アナウンスも無いので、快適に利用出来るのを確認している。
■ Brastel では、公式サイトの利用者アカウント画面にて、
◆ "任意で" 個人情報登録が可能。
今の処 1回線だけを、SMSが利用可能なスマホで用いる場合であれば、これは必須では無い。
・・・が、将来仕様変更の可能性はあるとのコト。
◆ 決済方法なども設定出来る。
クレジットカード(オートチャージは出来ないが VISAデビットも含む)なら 500円、
SmartPit によるコンビニでのプリペイド入金なら 2000円が最低支払額となる。
■ 個人情報を設定しなくても、プリペイド入金が無くても、相手が Brastelの 050番号なら通話に制限は無い。
但し、1年以上支払いなく利用している場合、稀に登録削除される場合があるそうだ。
まぁ 慈善事業でビジネスは成立しないだろうから、仕方のない面でもあるだろう。
■ また、報告によると、
相手のキャリアにより差はあるが、500円で 42分前後通話出来るそうだ。
通常のケータイではありえない低料金での長電話が可能と云うコトに。
そのようなコトが滅多にないのであれば、年額 500円 ないし 2000円 で済む、損をした感じにはならないだろう。
★ 何より、
相手もBrastel利用者であれば、(パケットは使うモノの) 無料で長通話出来るのは 他のIP電話の特徴と同じだが、
この料金の扱いで 一般電話からの着信も受けられる点は、特筆に値するだろう。
最近の大容量パケット契約が安いSIMや、自宅ネットワークや公衆のWi-Fi等も併用なら、相性の良いサービスと云える。

AGEphoneを試用・・・

<<< Update 20170215 002114 >>>
問い合わせたところ、Windows版に対し、このログで扱われているような改善は行う予定が無いとの返答。
Windows10 Mobile で稼働可能なユニバーサルアプリにはなっていないコトを踏まえるに、
デスクトップマシンで用いるモノだと考えていいコレなんだが、デスクトップ機で常に Bluetoothイヤホンマイク を
既定の音源にしている可能性など ほぼ皆無な訳で、その現実が診えていない様だ・・・
Webブラウザなどもそうなのだが、Windowsで音源が選択出来ない音声入出力を要するアプリケーション程、
使い勝手の悪いモノは無い、1ハードにつき1音源ってのは何時の時代の発想だろうな? Windows2000か? 何年前だよw
・・・然りとて、無駄に丁寧過ぎる返答で そのつもりも無いのに "検討します" なんて云う様な企業よりは、誠実とも云える。 何れにしても この結果を踏まえ、Windows向けとしては後日、別のアプリケーションを紹介する事になりそうだ。
★ 尚、
Android版は概ね申し分のない仕上がりである、コレの上を期待するのは贅沢が過ぎると云うモノだろう。

しかし、プッシュ通知処理が正しくないケースがある為、スマートブレスレット等との連携運用を重視する向きは、
別のアプリを模索しなければならない。

また、[Brastel]モードでの不具合は、検証後 適宜修正したほうが無難ではなかろうか?
スマホベストセラーの Fujitsu Arrows M02 で起こった問題である点を鑑みてもね。
・・・android版Windows版では、現状[20170210 050404現在]随分と機能に差がある。
■ 留守番電話機能まで実装済みで機能充実のandroid版に対し・・・
Windows版では、リダイヤル(プレディクティブダイヤル)機能はあるが リダイヤルボタンは無く、
IP電話サービスの切り替え機能も提供されていない(´ヘ`;)

Windowsアプリケーションの他、AndroidやiOSアプリすらビルド出来る
VisualStudio2015 での開発であったなら、この様なプラットフォーム差は 無かったと思うのだが・・・

VS2015であれば、IP電話のフロントエンド程度、ユニバーサルアプリにするのも そんなに手間は無い。
3Dゲームなどの大規模アプリケーションなら いざ知らず・・・(´ヘ`;)
★ だが、
語弊無きよう添えておくと、Windows版 AGEphone も デスクトップ向けとしてなら、至って自然な構成だ。

しかし コレを、Windows10スマホやタブレットに載せた場合、もはや違和感しかないだろう。
★ Windowsの デスクトップでの利用では、
最小化ボタンが無い。 [Close]ボタンが該当との指摘。
・使用音源を選べない為、Bluetoothイヤホンマイクが使えない。
・・・と云った問題もある、これらは早急に改善されるべきだろう。
その点で android版の構成は出来が良い とも云える。 しかし、用が足りているから と、プラットフォーム間で機能差を放置する様な事は避けたほうが良い と警鐘しておこう。
■ まぁ・・・
その点を除いた品質での不満などは今の処無く、Windows版のみ 更新に因る機能補完に期待したい。
また、Windows10でも支障なく稼働している点も添えておこう。
★ ただ、
デスクトップアプリケーションで 32bitビルドのアプリケーションは長時間安定稼働の阻害要因となる。
ユニバーサルアプリ化しないのであれば、64bitビルドの提供を希望したい処だ。
■ Android版はUIの出来も申し分なく・・・
■ 各IP電話サービスへの特化機能なども評価出来る。
・・・が、Brastel 向けのモードを利用するにあたり、1つ問題があった。
◆ 生じた問題とは・・・
既に Brastel公式アプリ 050free や 公式サイトで取得を済ませた 050番号をセットして利用出来なかった。
★ この場合、
[Brastel]モードではなく、[カスタム設定]モードで Brastel の SIP情報をセットすると 正しく機能する。
■ いずれも・・・
やってるコトは大差無い筈なのだが、一体ナニが この差を生んでいるのか・・・

この原因が判るのは、プログラムソースを見られる提供側開発者だけだろう(^ω^;)

他のサービスでも同様の状態となる可能性も考えられる為、参考にはなる筈だ。
また、この提示によりそれが改善されるコトを期待したい。
■ また、
★ 着信のプッシュ通知処理がGoogleの仕様を満たしていない様だ。
現状では、通知を有効にしていても、通話切断時にのみプッシュが検出される。
コレが改善されれば、スマートブレスレット等との連携利用も出来るようになるだろう。
■ android版試用環境・・・
機種は Fujitsu Arrows M02 で、Wi-Fi は 11g、コーデック他 設定変更する事無く着信/音質共に担保されている。
★ いずれも、
AGEphone側での改善も恐らく容易な、些細な問題点ばかりだが、修正されていたほうが 一般利用者の使用開始の妨げは減るだろう。