2016/10/14

巷の評価だと・・・

・・・VR も 4K も 最低限の対応で微妙としか評価を聞かない AMD RADEON RX480。


だがコレ、VRオシで話題の Sony PlayStation4 Pro に採用された APU の GPU と 大きな差は無く、
msi RX480 GAMING X など、多くの製品が GDDR5 を 8GB搭載しているあたり、厳密には 異なる点が多いモノの、
そのGPU周辺だけ抜き出したようなモノだと考えて、処理性能的には差し支えない筈なんだが・・・

実際 RX480 上で [4k(3840x2160)/設定5] の PSO2 が、
HD7770 を 2枚使って [FullHD(1080p)/設定5] を 走らせていた頃より フツーに安定稼働している。
・・・少なくとも、FHDは云うに及ばす 4kでも滅多にコマ送りな状態にはならない。

確かに 4kでプレイした場合、不思議な遅延(テクニックのチャージ完了がワンテンポ遅れる 等)があったり、
fps も 60以下と高くなかったりで、明らかにガチ勢には向かない。 しかし、エンジョイ勢なら コレで充分及第点だと考える。

そもそも PSO2 は、nVIDIA GPU に 最適化された DirectX9c 32bitビルドアプリケーション であり 且つ、"正式には" 4k に 対応していない。

対して RX480 は、DirectX12 で FullHD の 64bitビルドアプリケーションでの利用 が 主戦場と云われている製品。
しかも、使用しているマザーボード ASRock 990FX Extreme4 は PCIe Gen.2.0世代品で、RX480 の 足を引っ張っているのは明白。

この様に不利な点ばかりな状況で、この評価の仕方自体に難があるのも事実。

だが、それでも尚 以下の様な水準の結果を出せているのであるなら、むしろ善戦していると考えて良いのではないだろうか・・・
◆ [FullHD/設定5] - 65~135fps avr.85fps

・・・あれ? なんか以前 (HD7770 2枚で CFxしてた時) より スコアが かなり低いな(´ヘ`;)

【参考】RADEON HD7770 CrossFireX - [FullHD/設定5]

やっぱり PCIe Gen.2.0だと、2枚に分散されたほうが データの移動効率がイイのか・・・

描画(fpsやドロップフレームの無さ)の安定感は、圧倒的に RX480 が上回っていたが、それでも このスコアは(´ヘ`;)
■ ついでに その他の結果・・・
◆ [FullHD/設定6] - 30~135fps avr.65fps


◆ [4K/設定5] - 40~128fps avr.65fps


◆ [4k/設定6] - 35~45fps avr.38fps


@4kや設定6では、ロードに時間掛かるようになる。 その点からも PCIe Gen.2.0では、帯域足りてないのが診て取れる。
■ ライブ配信 の x.264エンコードしながらだと、30fpsは下がるな・・・
◆ [FullHD/設定5] - 30~130fps avr.48fps


【参考】RADEON HD7770 CrossFireX - [FullHD/設定5] + [配信処理]

HD7770CFxでは ベンチの数字はイイのだが、描画がバタついてる印象。

◆ [FullHD/設定6] + [配信処理] - 43~90fps avr.45fps


◆ [4k/設定5] + [配信処理] - 14~32fps avr.25fps


◆ [4k/設定6] + [配信処理] - 6~28fps avr.22fps


しかし HD7770との描画の見た目の比較では、RX480のほうが どのタイプの処理でも破綻無く安定して処理出来ている。
まぁそれ自体は、2製品の性能差を考えたら当たり前なのだが、この様に GPU(とプロセッサの通信が多用される処理)を
ガッツリ用いる他のアプリケーションを併用した場合の数字は酷い・・・(´ヘ`;)

また、[4k/設定6] だけは、配信エンコード処理の有無を問わず 安定性を損なう域でPCIeバスでの通信が発生しているようだ。

RX480のスペックを活かせる PCIe Gen.3.xマザーボードの機材は所有していない為、
これ以上の結果は得られないのだが、結局Zen登場が待たれる事実に変わりはない と云うコトだろう。
総じて、RX480 の PSO2ベンチでの数字だけを nVIDIA GPU の 結果と比較すると、かなり酷い。 おきつね環境では PCIeスロットのバス帯域不足もあり、非最適化なDirectX9cである とは云え、ちょっとね・・・ 数字の大きさに関しては、PSO2の偏った味付けの結果とも云えるのだがね・・・

4 件のコメント:

  1. http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/1026717.html
    4Kでネイティブにレンダリングするなら、個人的な試算ですが、最低でも8TFLOPSは必要になるでしょう

    要するにPS4PROはアップスケーリングなのでRX480でPCゲーの4kを期待されてもAMDとしては困るんじゃ。

    返信削除
    返信
    1. まぁ そうなんですけどね(^_^;)

      PS4PROの場合、勝手な描画設定変更も出来ないでしょうし、
      Polaris10の挙動からして、Windows版で FHD の 設定6 が ギリギリだった点でも、お察しかと。

      本当に4kガッツリなら Windows版で Zen+Vega10でしょうからねぇ・・・

      ただ 今現在出荷されてない商品は手に取りようもないのでw
      手元の物で出来る事を試したらコンな感じ 程度に診てもらうのが無難。

      また PS4PROは、USBに関してだけは改善された記事を目にするのだが、
      肝心のPCIeバスが、Gen.3.xへシフトしたような内容は読んだ記憶が無いので、
      実際の処が気になっていたりはする・・・

      A10ベースなら元々Gen.3.xだったのだろうから、特筆する記者も居ないのかもな・・・

      削除
    2. おきつね端末は 990FXマザーで PCIe Gen.2.0

      巷のPCIe Gen.3.xマザーを用いた RX480 の PSO2ベンチの結果との "極端な乖離" を診るに、
      PS4PRO が Gen.3.xなら、少しくらいは期待しても イイんじゃないかな? と感じている。

      それ以前に、PSNのトラブル率の高さのほうが、PS4勢 最大の懸念点だろうからなぁ・・・(´ヘ`;)

      削除
  2. 尚、Windows10 Pro 64bit 稼働マシンでの PSO2プレイ状況から添えると、

    ScreenShot を 諦められるなら、Polaris10 で Windows版 PSO2 を VSRではあるモノの、大きな支障もなく 4kプレイ出来ている。
    ・・・バックグラウンドで、GPU を ガッツリ間借りするライブ配信の OpenCL動作な H.264エンコードを処理させながらw


    そうした使用感からして、ライブ配信しない前提で 且つ、
    PSO2程度の負荷のゲームであれば、4kプレイも Polaris10 程度で 多少の余力がある模様。

    尚、フレームレートの最低要求は、各位の嗜好で差があるだろう。

    ・・・否、多くのプレイヤなら、恐らくはVega10などの上位でない限り、それを満たさないと考えている。
    しかし Polaris10 でも、極端な破綻が殆ど無い点は、添えておく意味があると考える。

    ただ、描画が遅延しなくても、"当り判定などの周辺処理に一定でない遅延が出る" と云う PSO2謎仕様で、
    徒花緊急などでの事故率を踏まえると "実用に耐えない" と判断する向きは、少なくないかもしれない・・・
    極端にランダム発生する遅延にまで 適宜対応出来るプレイスキルとなると、既に想像出来ない域であるからなぁ・・・(´ヘ`;)

    返信削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。