2016/05/24

結論・・・

・・・PhantasyStarOnline2は 複数グラボ使用での処理分散が雑。
■ 検証概要
負荷確認は、OpenHardwareMonitor(以下OHM)を用い、ガジェット ないし 別マシンからのブラウザによるモニタリング。
比較対象は、フルスクリーン稼動で CrossFireX 有効/無効 それぞれでの 動きのスムーズさ。
■ その他詳細に書いても結果は変わらないので ざっくりと。
まず、CrossFireX 有効/無効 何れの状態でも ディスプレイへの表示品質に差がなかった。
この場合の "表示品質" とは画のクオリティではなく、上述の通り 動きのスムーズさを指す。
OHMの数値から判断して、CrossFireX有効状態では、気持ち程度の処理分散と 若干GPU温度が抑制される程度で、 リソースに余力があるのに、ソレを用いて表示品質改善しているような動きは確認出来なかった。
その証拠に、GPUを使うよう設定したOBSStudioで配信でも始めない限り、
2ndGPUは "ほぼ完全におやすみ" してる始末・・・
CrossFireX自体が機能を開始していないのではないかと、RSCEでロゴ表示を有効にし、表示を確認、動作はしていた。 しかし、パフォーマンスに改善はナイ、何れの状態でも極僅かなカクつきがあり、ぬるぬる動いてるという印象とは異なる。 余談となるが、HDMIより DVIのほうが、ディスプレイでのテアリングは最小化出来たが、FreeSync非対応な機材群であり コレは仕方ない。 ソレと今回の 動きのスムーズさ は別の問題である。
★ もし、
1機の端末で RADEON HD7770以上を 2枚用いると云うのなら、CrossFireXは無効とし、
2枚目は 純粋にディスプレイ増設に用いたほうが、利便性の高い環境を実現出来た。

・・・と云うのも、そもそも CrossFireX状態では、グラボを2枚挿していても、
1枚目の全出力端子を使った状態にしない限り、2枚目の どの出力端子も有効には出来ない仕様だからだ。

対して、非CrossFireX状態であれば、どの端子からでも 自由にディスプレイ出力を得られる。
DipslayPort入力の無いDVI/HDMIディスプレイ4枚までの環境なら、コッチのほうが手軽で 且つ、
ディスプレイの用途別で 任意に負荷分散も出来るコトになる。
■ PSO2相手で
CrossFireXを利用する価値を見出すとしたら、グラボの延命効果程度だろう。
ツマり、1枚のGPUの発熱抑制程度に役に立てばいい と妥協して良ければ それもアリだ、と云うコト。

しかし、CrossFireXでパフォーマンスアップになるのを期待するのは、少なくともDirectX9cを使い続け 且つ、
分散処理を考慮していない過去のプログラム群である PSO2では、微塵も望めない と云う結果だ。
◆ 尚
一応語弊無きよう添えるが、CrossFireXが全く効果ないワケではナイ。
1基目で厳しくなれば2基目のGPUに仕事を割り振っているのは間違いがナイ。

だが その振り方が、本当に余力が無くなった時に、ソレを少し補う程度であるのが問題nanoだ。

実際、極端に fpsが下がりそうになった時だけ機能させている傾向が強い。
余剰リソースで常時 fpsを充実させるよう動作させるほうが、動きのスムーズさは担保されるのだが・・・

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