・・・も、纏め直してみました。
<<< 20180126 134824 >>>
以下 SCFF DSF の 導入手順は 何ら変わっていません。
しかし、オープンソースな配信アプリケーション OBSStudio は飛躍的な性能向上を果たしており、
特に その縮小処理品質で 2016春には、SCFF DSF を超えました。
因って、SCFFを別途導入してまで併用する理由は、ほぼ無くなっていると云えます。
・・・ただ、OBSStudioは、自身の画面をキャプチャ出来ません。
OBSStudioのウィンドウ内パーツを配信に取り入れる場合には、まだ SCFF併用が必要となっています。 |
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<<< インストール後の設定手順については別記しています・・・ >>>
前提として SCFF DSF(以後 SCFF) は、画面のキャプチャと縮小処理のみを担当するプログラムであり、配信機能は内包していません。
画面をキャプチャして、配信や録画を行うアプリケーションの要求に応じた状態で出力するだけの、裏方に徹した
シンプルな動作のみを行うモノとなっています。
・・・具体的には 取得画面範囲と縮小手段のみ 指定出来る仕様で、表示されるSCFFの画面には 画面全体(Desktop)や
ウィンドウ単位、座標(画面の位置)範囲と 画像縮小のアルゴリズム指定以外は 実質存在していません。
- Tips -
SCFFにもVer.2.x(SCFF.GUI)からは OBSの様な複数範囲指定やレイアウト機能も搭載しているのですが、残念ながら殆どの環境で
処理破綻してしまうバグを放置状態で、最新版でも 自身のDirectDrawの処理と衝突して機能しなくなるのを確認しています。
それでも その機能だけを全部殺して利用する分には 高画質なソースを低負荷 且つ安定動作で 利用ソフト側へ提供してくれます。 |
また、Windowsからは Webカメラや 動画キャプチャボード同様 [ビデオ(入力)デバイス]として認識され、
ビデオデバイスを用いる 多くのアプリケーションで利用出来る仕組みになっています。
但し、SCFFの設定画面には 出力画像サイズの指定 を行う項目は無く、出力する画像のサイズは、
キャプチャした画像を利用するアプリケーションの設定に依存し、要求を自動取得して動作します。
配信や録画を行うアプリケーションから要求されたfps(云わば 1秒間の撮影数)で 画像を取り込み、
同要求された画像サイズに従い リサイズして受け渡すだけ・・・ それがSCFFと云うアプリケーションの実態Death。
・・・ぢつは コレだけなら、OBSであれば全く同様の機能を内包していて、本来ならSCFFは必要無かったりしますw
20151102 082627現在のOBSでは、ほぼ同等の縮小結果を得られます。SDFFの併用は必要ありません。 |
しかし、OBSに搭載されている画像縮小処理は SCFFと同一アルゴリズムを用いられているにもかかわらず、
アルゴリズムに対する 適切なリソースの配分が行われておらず、SCFFのそれよりも画質と負荷分散で劣っていて、
全体がぼやけたような画質に・・・ デスクトップの文字さえ判読出来なくなる程度の縮小結果でしか配信出来ない現状があります。
配信映像で、画面の文字まで読める水準の高画質な配信を期待するなら、OBSのソース[ビデオデバイス]として
SCFFを併用する以外に手段が無いのも 現状だったりします。
他の配信や録画アプリケーションでも、
OBSのように最終画質に影響する問題を抱えているモノが少なくナイので、
デスクトップのキャプチャを行うのであれば、SCFFを併用する事で解決する事案も多く存在していると考えます。
また
OBSに限らず、単体のアプリケーションでは プロセッサコアの配分処理にも不安・・・
適切なプログラミングを行わなれていないと、処理負荷が増したり メモリの浪費が発生したりもするので、
メニコアなプロセッサやGPUを使用しているなら、明確に処理を分散出来ると云うのも 別途SCFFを利用するメリットでしょう。
吐き出される出力結果の高品位さに反する低負荷 且つ 安定動作・・・ ビデオデバイスを選択出来るアプリケーションで
その結果の品質に不満があるなら、SCFFを利用しない手はナイと思います。
前置きはここまでにして 早速SCFFを・・・ と、その前に・・・
以下2点の導入が済んでいるかを確認して下さい。 これらがナイとSCFFは動作しません。
もし この確認方法が判らない場合は 一旦この項を読み飛ばし、次項に従い SCFF DSFのインストール操作を行って下さい。
そうするだけで 必須ライブラリの導入チェックが実行され、存在していなければ その旨、エラーが2回 ないし1回表示されます。
OSが 64bit環境・・・
Windows Vista/7/8 64bit版を利用されている場合は、32bit版も互換動作はしますが そもそも扱えるデータ長が異なります。
プロセッサもOSも64bitなら OBS も SCFF DSF も Framework群も 64bit版の利用を推奨します。
何れも おきつね環境にて安定動作を確認済みDeath、利用環境が64bitであれば いずれも64bitのライブラリが機能します。 |
モノは 以下Microsoftの公式サイトにあります。
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さて、お膳立てが済んだら SCFFのインストールを済ませましょう・・・
● SCFF DSF は、SCFF DirectShowFilter - NightlyBuild のココに・・・
・・・並んでいるモノの中から 最新日付の対象を選択して 自機へ確保して下さい。
この配布ファイルの形式がクセモノで、Windows既定の状態では開けません・・・
解凍するのに専用のアプリケーションが必要になります。 因って、ダウンロードしたファイルを
EXPLZHなどのアーカイブ(圧縮書庫)ファイル操作ツールで開く必要があります。
それに関しては EXPLZHの導入について・・・ を参考にして下さい、64bit環境での導入をTipsしてあります。
開いたら、その中身の SCFF-DirectShow-Filterフォルダを・・・
実行させるフォルダへドロップし、レイアウト(解凍/配置)して下さい。
-- Tips --
独自にインストール先指定を持たないフリーソフト運用向けとして、以下画像の様に、
C:ドライブのルートに対し ProgramFiles (Free) といった名称のフォルダを準備しておくと便利Deathよ。
更にその配下に用途を著す名称の・・・ 差し詰め今回なら StreamingSet の様なフォルダを
適宜レイアウトして整理運用するコトで 以後の管理が行い易くなります。
Windowsでは りんご等と異なり、プログラムのファイルやフォルダも 自分で整理整頓するコトで、
運用管理の利便性を大きく向上させるコトが出来ます。
ダウンロードしたフォルダのままプログラムを使う様な愚行は セキュリティの観点からも 厳に慎みましょう。 |
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レイアウトを済ませたフォルダを開き 赤枠内、install.bat ないし install_regsvr.bat の いずれかを
因みに、基本的には install.bat で インストールを行い、
失敗した場合に 代替として用いるのが install_regsvr.bat となっています。 |
右クリック[管理者として実行] して下さい。
[はい]を押して進めます。
続いて2回、[OK]を押して進めます。
▲
この2つの導入完了ポップアップが表示されず、コンソール(黒いウィンドウ内)に
何らかのエラーメッセージが表示されて停止した場合は、.NET Framework 4 Client Profile か
Visual C++ 再頒布可能パッケージ が導入されていないか、そのインストールに失敗しています。
そのエラー表示状態で停まったトキには、いずれかのキーを押して下さい。
SCFFのインストール処理が中止され コンソールウィンドウが閉じます。
こちらに戻って、必要なファイルの確保とインストールを行って下さい。
▼
|
利用環境やインストールが 64bitであったとしても SCFF DSFのコンソール(GUI)自体は 32bitモードで動作します。
が、SCFFのGUIは単なるリモコンの様なモノで、実働ライブラリは キャプチャしたデータを利用する先の
アプリケーションの動作モードにあわせて、64/32bitの自動切換えが行われます。
・・・因って、利用側アプリケーションが 32bitだから SCFFが利用出来ない と云うコトは なくなっています。 |
さて、インストール作業が終わったら、
SCFF.GUI.exe (C:\Program Files (Free)\StreamingSet\SCFF-DirectShow-Filter\SCFF.GUI.exe) のショートカットを作成し、
デスクトップにレイアウトして利用を開始して下さい。
ここまでの、手順を完了したら、念の為Windowsを再起動して下さい。
|
・・・再起動したら セットアップ自体は完了ナンDeathが、SCFFの開始には 1つだけ 困ったクセがあります。
ソレは 出力先(取り込んだ画像の送り先)が決まっていないと SCFF.GUIで データ出力先選択コンボボックスが機能しないコト・・・
いくらやっても ▼ ココが表示されない・・・
・・・ココで前述の 利用先を開始とは、
アプリケーションを起動しただけの状態を意味していません。
OBSで云えば、[配信開始]や[配信プレビュー]、[録画]などの
ボタンを押し、動作を開始した状態にしておく と云うコトを
指しています。
例えば ひまストの手順であれば、
ブラウザを立ち上げ、自身の配信ページを表示して配信操作枠
の[配信設定] で [外部エンコーダ] と [サーバ] を 選択した
状態で、OBSのプリセットを選択したサーバ用にのモノに
切り替え、[配信プレビュー] や[配信開始] した後に
SCFFを起動すると、SCFFにOBSが認識され、▲の枠に
OBSが一覧されるようになります。
そしてその状態に至れば、SCFFは OBSのプリセット[設定]画面
[ビデオ]項目の [解像度]-[配信映像]設定で 各位任意に指定
されている配信映像サイズに キャプチャした画面をリサイズ
(概ね 縮小)して OBSに受け渡す状態が開始されます。 | このコンボボックスは SCFFがデータの出力する先を
選択する為のモノDeathが、SCFFのみを起動した場合、
概ねココが空白になっていて 何も選択出来ない状態で
表示されます。
実際 配信を試みる段階で この状態に遭って嫌煙され
その時点で SCFFの利用開始を断念してしまう方も多い模様。
・・・とは云え、対策と操作は そう面倒ではありません。
SCFFの起動する前に OBS等のキャプチャデータの利用先を
先行して起動し、配信/配信プレビュー/録画などを
開始した状態で SCFFを起動するか・・・
・・・SCFFを先行起動していた場合は 利用先を開始して、
SCFF画面内の [Refresh]ボタン ▼ をクリックするだけ。
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p.s.
64bitのWindowsでFireFoxを利用される場合は、本家ではなく
有志発行の CyberFox等を用いると、配信の環境全てを64bitへ移行出来ます。
・・・トクに ゲームなどの高負荷処理との併用では、安定性で 64bit版に分があると云えますね。
OBSなどの配信アプリケーションではなく ブラウザエンコーダで配信を行う場合では、トクにオススメなチョイスだと思います。
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