2018/03/23

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ12

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第11弾。
■ やはり一体提供とされる部品の、分割した状態での調達は適わない様だ。
◆ ソレ自体は予想に反しない、手練れの道具屋と云えど、メーカーに対しては限界があるだろう。
然りとて、溶接機や旋盤など、そうそう所有している訳も無く、
もしコレがエンジンの類なら、大規模な部品の調達を、余儀なくされている処だ。

しかし幸運な事に、
対象は ただのエアーコンプレッサーだ、クランク部にアルミを使っても支障の無い程度のモノでしかない。

そもそも固定が適えば、シャフトと共に回るだけで、傷んだ箇所で回転するような構造では無い。

エポキシ系に代表される高強度な補修系接着剤を用い、欠けた部分を 盛って補うだけで、
鉄とまではイかないまでも、アルミと同等の対衝撃性能なら、充分得られる。

とりま 前ログ投稿直後に、エスコ [鉄] リペアースティック を・・・

また、先に調達した平行キーでは幅に誤りがあった為、セイキ製作所 平行キー 片丸 S50C も
同時に発注してある。

ただ ナンだろう、MonotaROでは 平行キーの発送が遅れる傾向にある様だ・・・
まぁ一旦 それが届く前に、コンロッドユニットの傷んだ部分を、リペアースティックを用いて埋めておく予定だ。

平行キーが、高圧側 と 低圧側 で 別々と云う状態も、
あのシャフトに切られたキー位置からして、正直理解に苦しむのだが、
シャフト加工の関係で、両丸な状態になっていると解釈するしかないようだ(´ヘ`;)

それならそれで、

何故、何れかを反対側に切ったほうが、バランス的にも良好な結果が得られるとは考えなかったのか?
クランクがアルミで構わない程度のモノなら、それでシャフトが強度不足に陥るコトもナイだろう。

もはや、過去製品のコンロッドユニットを、流用する事だけ に主眼が置かれた結果 としか思えない。

2018/03/22

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ11

ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第10弾。
■ 本修理案件に対し、
◆ いくつか方針を確定させた形で進行する流れとする。
・ 大前提として、これ以上の大規模な出費はしない。
工具を ある程度確保するのも目的の 1つではあったが、このまま完全な状態とする方向へシフトすれば、
ジャンクよりの復旧と云う目標から 大幅に逸れてしまう結果となる。
・ シャフト 及び コンロッドユニットの摩耗箇所は、   高強度耐衝撃性能の高い金属向け接着剤 或いはパテを用いて対応する。
コンロッドユニットだけなら まだ、一寸無理を云えば調達しての解決は可能だとは思う。

しかし、シャフトの傷みにも適切に対処していなければ、コンロッドのみ新規部品で調えても、
その出費に見合うスパン、活用出来るだけの状態にまで回復させる事には、ならないだろう。

状態から診ても、本来なら AK70252 DCブラシレスモータ を調達するのが 一般的な修理なのだろうが、
前述の通り シャフト以外に傷みが無い点を勘案すると、当初の方針に反する為 却下。

或いは、メーカーである MAX側が、気を利かせてドライブシャフトのみを提供してくれたとして、
手軽に入手可能な 600kg程度の低出力なプレスでは、その換装は適わないと予想が立つ。

何より、MAXでの設計製造時点で、あの様な 両角の小さな平行キーを選択してしまう程に 力が加わらないモノと
考えて良いのなら、高強度耐衝撃金属接着剤やパテの充填だけで、充分用を成すと結論した。
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MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ10

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第9弾。
■ 結局、また待つしかない状況に・・・
◆ とは云え とりま、手で抜けてしまったコレを、 合体させないとね。
◆ 何故かハメる時だけはゴムハンマーが要る・・・ コレで、外すのはヤっぱり手で出来るのよなw
◆ 続いて 固着したピンを外す・・・ まずは 高圧側コンロッドユニット AK70214 から・・・
◆ ハンマーとレンチで 軽く叩くだけで外れた。
◆ シャフト側も あっさりと。
◆ 見事に真っ二つ・・・ って、こんなに折れるモノなのか??
◆ こう見ると マトモなカンジだが・・・
◆ 反対側は ガッツリえぐれてます(^_^;)
◆ それでもまぁ おきつねさまが少し使う程度なら、 平行キー次第で まだナンとかなりそうなんだが・・・
◆ しかし、そう思いつつ良く診ると衝撃の事実が! 平行キーの溝が 2段になってる!? (;^ω^) そもそも、相当に粗悪なモノだったとしても、 平行キーが破断するなど 考え辛いのだ。 そんな事を考えつつ、 展開図/部品価格一覧を眺めていて気が付いた、
14 AK70379 DCブラシレスモータ(1230E2) 
※キー(2個)別供給
なるほど、平行キーは 2つの部品だった様だ(^_^;)
巷の情報では、"ヘンに独自性ばかり追求する傾向がある企業" とは聞いていた MAX。
これを診るに、相当 偏屈なモノの造り方をしているのかもしれない と感じざるを得ない。

本来、長さ30mmの両丸タイプで 2段仕立てとして製造してあるべき平行キーを用いるようなシャフトを設計しておきながら、

展開図/部品価格一覧表と 実際の状態から判断して、
両角タイプの 且つ、コンロッドユニットの幅すらない かなり短い平行キーを使って茶を濁していた事に・・・

そのような状態のまま、アルミ製のクランクに加わる力の大きさを考えるに、
某家電メーカーの自滅タイマーの様に じわじわと 自機の寿命を削っていくのは、想像に難くはない。

もし付けられていた平行キーが、不当な修理に因るモノではナイとしたら、
MAXと云うメーカーの製品、他者に薦められるだけのモノであるのか、かなり疑問視 し始めている。
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MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ9

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第8弾。
■ MonotaRO から モノタロウ ギヤープーラー3本爪 が届いた。
◆ 今回は対象を撮影w 耐荷重 5t とはあったが、 思っていた以上に大きくて苦笑(^_^;)
◆ 早速使う。 低圧側コンロッドユニット AK81209 が バラけてしまっていたおかげで手軽に取りつけられた。 その後、17mmのスパナで まったり回しただけで・・・
◆ あっさり外れたコンロッドユニット2つ。 しかし こりゃ酷い・・・(´ヘ`;)
◆ 平行キーが 無残に真っ二つだ・・・ シャフトもえぐられてて、 フツーなら廃棄対象な域に・・・
◆ 断裂した後は、クランクが回らない事もあったのだろう、 完全に すり潰されている。
◆ その結果、低圧側 AK81209 コンロッドユニットWAR の 接触面も傷付けている。
◆ 高圧側シリンダーを傷つけたピストンも、 商売で修理しているワケではナイので このまま使うしかないのだが、
◆ 高圧側 AK70214 コンロッドユニットXAS の シャフトとの接触面も、エグれてしまっている始末。 これを調達するとなると、 ピストン他 全て組み付けになっている物しかなく、 11.5k円する・・・ この機器の為、既に 53k円程出費している、 以下にある様に 軸のほうも相当な状態であり、 可能なら調達は避けたいのが本音だ(-_-;)
◆ 分解の過程で判っている事として、 低圧側の AK81209 コンロッドユニットXAS と AK15023 フライホイールバランサ との間に 挟まっているべき AK15137 ストッパーが無かった。 過去 何らかの修理の手が入っているようだ・・・ 終いには、 両丸タイプの平行キーを使うべきであるハズの処へ、 両角の短いモノを使っている(´ヘ`;)
平行キーに関しては、メーカーである MAX が単体販売を対応していない部品であるが、
破断を予想していた為 MonotaROに セイキ製作所 平行キー 両丸 S50C を注文済みだ。

が、まだ届いていない。

そしてコレを纏めている間に、発注してあった交換部品が、MAX から ほぼ届いた。
しかし、そのまま組み付けるワケにはイかない事態に、少々困惑している。

部品も届き、新たに新品機器を調達する予算などある筈もない。
これを使えるようにするしかない現実に若干途方に暮れている。

コンロッドユニットの対象箇所や モーターから延びるシャフトだけの販売をやってないのが忌々しい#

シャフトをマトモにしたいなら、壊れていないモーターと一体の
AK70252 DCブラシレスモータ を発注しなければならない。・・・1基 46k円

高圧コンロッドユニットと合わせると 57.5k円、これまで使ったのが53k円・・・
新調した道具の費用を加えれば、既に70kは超えているだろう。

更に部品を全部調えるとしたら、
ほぼ新品を買ったのと変わらない状況になりつつある(´ヘ`;)

だが、"ジャンクを使えるようにする" と云う目的である以上、
壊れていないモーターを替えるのは、明らかに本筋から外れる。

壊れている部分だけの調達が適わないモノか、多少アガいてみるしかナイだろう。
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2018/03/20

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ8

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第7弾。
■ 待っていた・・・
・・・モノタロウ インパクト用ディープソケット 24mm が MonotaRO から届いた。
早速 40 CC41107 ロツカクナツト1-16 P1.5 を シングルハンマーのインパクトドライバで 締めて診る・・・
一般で用いられる程度の DIY工具なのだが、
ズレていた分は あっさり、正しい位置まで締め上げてくれた、高圧ピストンの位置も正常に。
ただ、17 AK70214 コンロッドユニットWAR が、シャフトから外れてくれる気配は 全くない・・・
エアコンプレッサーのコンロッドユニット程度なら、本来 ナットを緩めれば簡単に外れる筈なのだが、
ドライブシャフトにある平行ピンが、コンロッドへ喰い込んでしまっていてどうにも緩まなくなっている(-_-;)
やはりギヤプーラーの類を用いるしか、 ナイのだろうか(´ヘ`;)
ナットを締めるだけで 17 AK70214 コンロッドユニット の位置は整ったのだが、困った事にコレを取り外せないと、
前の持ち主が酷使していた期間で生じたのであろうクランクの角度の狂いを補正出来ない(´ヘ`;) 

まぁ、パワーでインパクトレンチに劣る電動のインパクトドライバで締め直す事が適った程度の状態なら、
廉価なギヤ/ベアリングプーラーを用いるだけで、充分解決可能である と予測が 立つ程度の情報にはなった

と 診るしかナイのかもな・・・
■ 20180320 145310
背に腹は代えられない、急ぎ MonotaRO に
・ モノタロウ ギヤープーラー3本爪
・ セイキ製作所 平行キー 両丸 S50C 5mm角 30mm長
の 2点を発注。
しかし後者、
ぢつのトコ寸法間違い、後々 プラスチック製ノギスを使っている事を、この上なく後悔する結果に・・・
でまぁ例によって、モノの到着を待つ仕様w
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2018/03/17

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ7

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第6弾。
■ 一旦、CC41107 ロツカクナツト1-16 P1.5 を締め付けて診るコトを思い立ち・・・
同日 142508、MonotaRO に
・ モノタロウ インパクト用ディープソケット 24mm
を 別の小物と共に 発注掛けた。
コレで一旦、インパクトドライバを併用して、コンロッドユニットを押し込み、様子を診る流れに・・・
■ とは云え、何もしないで待っているだけと云うワケにはいかない、何とか分解を続けねば(´ヘ`;)
えっと・・・
お前が外れるんかーい!
AK-HL1230E2公式展開図で云うと、27 AK81209 コンロッドユニットXAS-G ね。
本当は一体になってて、本来ならプレス使わないと簡単には外れないシロモノのハズなんだが・・・
手で簡単に取れたぞwww しかし土台のほうは、やたらと硬くて(手では)ドウにも外れない(-_-;)

ディープソケットが届くのを待つしか無い様だ。
■ だがしかし、コレによりドウにも見えなかったシャフトの根本を確認する事が出来た。
!! シャフトに平行ピンが喰い込んで、低圧コンロッドユニットの度台と、高圧の同部品が取れなくなってるぞ(´ヘ`;)
クランクカバーを外さないと、状態が判らない様な場所のナットが簡単に緩む構造になってるから、
ユーザーは気付くコト無く使い続けるんだろうなぁ(-_-;)
★ ここに至る流れとしては、
40 CC41107 ロツカクナツト1-16 P1.5 が緩む。
  ▼
クランクユニットがズレる。
  ▼
低圧側はピストン直径のおかげで 持ちこたえるが、
高圧側ピストンは 僅かなズレで、シリンダーへ斜めに ピストンが侵入する。
  ▼
ピストンとシリンダーが傷つく 且つ、ベンザユニットと接触、コンロッドが回らなくなる。
  ▼
クランクユニットからの負荷で平行ピンが破断する。
(運が良かったのか、 その破片起因の傷は皆無)
  ▼
残ったピンが シャフトに喰い込み固着する。
ってトコかな。
■ そもそも、
40 ロツカクナツトが緩んだ時点で、相当の異音を発しだすハズなんだが、現場ではスルーされるのだろうなぁ・・・
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2018/03/15

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ6

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第5弾。
プロ工具専門店 貴楽より、見積もりと情報がもたらされる。
AK70555 クランクケースキャップASSYの旧タイプは廃版、調達不能とのコト。
先のログの時点で、新タイプ調達を決めていたので、この点では問題なし。
■ 20180315 185400
届いた見積もりの内容を確認の後、以下3点を・・・
・ 42 AK70555 クランクケースキャップASSY
・ 47 AK15293 フィルタオサエ
・ 48 AA24505 +トラスコネジ4X8
 追加する流れで、一旦確定とした。  コレにより、メーカーへの在庫確認待ちとなる・・・
■ 20180316 123800
在庫確認が取れたとの報。・・・ただ、僅かに欠品があったようだ。
■ 20180316 225100
取り敢えず、揃う大部分を、先行して送って貰うカタチでGoを出す。
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2018/03/14

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ5

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第4弾。
■ MonotaRO より TONE ヘキサゴンソケット 3mmTONE ヘキサゴンソケット 4mm が届いた。
◆ 早々にクランクケースカバーを・・・ 開けてビックリ玉手箱( ; ゚Д゚)
矢印で示した CC41107 ロツカクナツト1-16 P1.5 称される このナット、 指一本で 触れただけで回るほど緩んでた・・・
そりゃコンロッドユニットがズレるワケだよ(´ヘ`;)
このような、極めて重要な箇所へ 何故、ロックナット や ダブルナット を 選択していないのか??
■ しかも、展開図と見比べて貰うと判るのだが、
低圧側のコンロッドユニット と AK15023 フライホイールバランサ の間に挟まっている筈の AK15137 ストッパー が無い・・・
どうやら、不正規な修理の手が入っている可能性が高い・・・ 或いはメーカー出荷段階で既に不良品だったのか?
■ 更に 展開図と大きく異なる部品が もう1つ・・・
42 AK70555 クランクケースキャップASSY クランクケースのフタにして、シャフトを支える ベアリングと エアフィルタをも統合した 構造になっているのだが、 コレは現在調達可能なタイプ。 旧タイプ比、フィルタサイズも 大幅に拡大されている。
ベアリング周りに空気取り入れ口がぐるり。 これも、後期で仕様変更となったモノの 1つであるとの情報を得られている。
以下2枚は、 件の機材に実装されていた前期タイプ。 一瞬ゴミがガッツリ詰まっているのか と思ったら、フィルタだったw
空気取り入れ口の数が半分。 コレで足りると思ったら甘かった・・・ ってカンジで差し替えられたのかね。
この部品も新版を調達しておかないと、今後フィルタが確保出来なくなるのは間違いが無く、見積もりへ追加した・・・
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2018/03/13

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ4

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第3弾。
★ ここまでの話で、部品の名称が 幾つか登場しているのだが・・・
この再生前検証分解では MAX公式サイトにある AK-HL1230E の展開図/部品価格一覧表を基にしている。

しかし、分解当初から、手元の AK-HL1230E2 とでは、低圧側シリンダの ピストンとコンロッドが違う事は確認出来ていた。 

モノから判断して、専用品から AK-HL1210系で用いられていたモノへ変更され、性能向上に寄与しているようだ。
こうなると、参照していた展開図では、低圧側のピストンリングや ガイドライナを発注出来ないコトに・・・(´ヘ`;)
ソコで、一旦 件の一覧を暫定的に参考とし、必要部品をピックアップ、見積表を作成。

一旦 コレを基に、部品の取り扱いのある 埼玉の プロ工具専門店 貴楽 へ問い合わせ、返答を待つコトに。
この時点では、
まだクランクケースのカバーすら外せていないのだが、交換すべき箇所と故障状態は概ね想定出来ていたので、
絶対的に必要となる部品を発注する準備をした形だ。
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2018/03/12

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ3

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過 第2弾。
■ MonotaRO より工具が届いた。
◆ 早速 高圧側シリンダーヘッドから取り外しにかかる。
● 一旦手抜きで、
所有していた インパクトドライバ E-Value EID-120ACベッセル ヘックスビットM6 を組み合わせてトライ。

見事撃沈w ハンマーが空回りするばかりww
まぁ、ハイトルクを期待して使っているモノでもナイので予想通りの結果ではある(^_^;)
● さてココからが本命、
モノタロウ T型スライドハンドルモノタロウ インパクト用ヘキサゴンソケット 6mm でワンモア。

やたら硬かったが、コレで漸く このネジは緩んだ(^_^)
● ネジは外れたが・・・
シリンダーヘッドが外れない って、ガスケットが貼り付いてるのだから当然だろうw
ゴムハンマーで軽く叩いて対応、ヘッドが外れた、中は 真っ黒だ・・・ ベンザユニットも同様に(^ω^;)

続くシリンダーは軽く外れた・・・
クランク室との境にガスケットが無い為だが、エンジンと異なり、精度は かなり緩い造りであるようだ。
● うわぁ
それが、シリンダーを外した直後の感想だった。
ピストンがズレて・・・ って、 クランクだろうケド、 結果、 斜めにシリンダへ 侵入して。
シリンダー壁面に 喰い込んでる・・・
当然ピストン接触面も 傷だらけ・・・ 圧縮面も???
あー・・・ ベンザユニットの バルブも死んでる・・・
コレらで判る状況を要約すると、
ピストンがシリンダーで真っ直ぐ移動しなくなっているコトは容易にイメージ出来るだろう。
コンプレッサーの場合、エンジンなど異なり、
ピストン上部からベンザユニット(ヘッド)まではクリアランスがほぼ無い。

その構造で、ピストンがシリンダーへ斜めに入ってしまった結果、
ベンザユニット、ピストン圧縮面、シリンダー全てに大きな擦り傷が付く。

また、型番 AK70154 ベンザユニットS のバルブの役割を負うステンレスのプレートに
激しくピストンが接触、変形させる・・・ 当然、気密が保てなくなり圧は溜まらなくなる。
これを診たら、低圧側も確認しないと落ち着かない。
モノタロウ T型スライドハンドル に ベッセル ヘックスビットM5 をセットしてネジを外し、分解するも、
コチラ側は無傷だ・・・ 何故だ?  同じ様にズレているワケではナイのか??
● とりま AK-HL1230E の展開図を確保、E2とは ほぼ差の無いモノと考え参考にしつつ検討して診る・・・
高圧側シリンダの部品型式 AK70214 コンロッドユニットWAR が、回転軸上で 低圧側のコンロッド寄りに
ズレ易い構造なのか? そんな余地のある造りにするモノか?

コレは、クランクケースを開けて診るしかない・・・
のだが、インパクトドライバ と ANEX 六角レンチカラービット 4mm は云うに及ばず、
モノタロウ ロングボールポイント六角棒レンチ黒染め 6mmですら ネジが微動だにしない・・・
ドンだけ締めてあるんだコレ?(´ヘ`;)

このクランクケースカバーは、ただのフタではなく、シャフトの支えにもなっている。
その為 コンな締め付け具合なのだろうとは思うのだがしかし・・・
また手首ヤりかけたので この作業を中止し、
・ TONE ヘキサゴンソケット 3mm  ・ TONE ヘキサゴンソケット 4mm
これら2点を MonotaRO へ発注、届くのを待つ・・・
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2018/03/10

MAX AK-HL1230E2 の・・・ そにょ2

・・・ヤクオフで、ジャンクとして入手した 高圧エアコンプレッサー MAX AK-HL1230E2 の 修理経過など。
■ 出品者よりモノが届く。
◆ 問題があって叩き売られていたモノであり、そのまま使える訳は無い。
外見は綺麗だが とりま掃除から・・・

ケースを外し、裏側の木屑や埃を電動ブロアで吹き飛ばした後、高圧洗浄機で完全に一掃。
再度ブロアで水を吹き飛ばして乾かした。
◆ 本体側は、乾拭きで埃を軽く取り除いた後 通電、動作テスト敢行・・・
低圧までしかエアが貯まらない、短時間で圧が下がる、漏れている音はするが配管からではない。
この時点では原因として、もし軽度なら ベンザユニットの汚れによる密閉不良と考えた。
◆ だが 出品者曰く、"音が五月蠅い" との事だった・・・
そう云えば そうかもしれないのだが、工場で用いる大型製品しか知らないので違いが判らない。
もし、音がマトモな状態のモノより大きいのであれば、ベンザユニットの汚れだけが原因ではナイとしていい。
そのヘン確定させるべく、出品者へ 音が大きいとした基準を確認し、故障状態のアタリを付けた。
◆ さて、状況は確認出来たが、分解しない事には始まらない。
一旦手元の道具でシリンダーヘッドのネジ緩めにトライ・・・ 手首が死にかけた(;^ω^)
ここでケガしてたらシャレにならない、20180310 011205 MonotaROへ
・ モノタロウ T型スライドハンドル
・ モノタロウ インパクト用ヘキサゴンソケット 5mm
・ モノタロウ インパクト用ヘキサゴンソケット 6mm

・ モノタロウ 電動ドリル用ソケットアダプターセット

・ ベッセル ヘックスビットM5
・ ベッセル ヘックスビットM6
・ モノタロウ ロングボールポイント六角棒レンチ黒染め 6mm
・ ANEX 六角レンチカラービット 4mm

・ モノタロウ安全保護メガネ
これらを発注、届くのを待つコトに・・・
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2018/03/06

MAX AK-HL1230E2 の・・・

・・・ジャンク品を復活させて、DIYに活かして診よう♪
■ 以前より、オークションで MAX製エアーコンプレッサー AK-HL1230系のジャンク出品の多さが気になっていた。
数が出た製品程、割合が変わらなくとも、問題の実数は膨大となるのは云わずもかだろうが、それにしても多過ぎる・・・
そんな疑問を抱えたまま、ヤクオフで叩き売られている 取り敢えず回るジャンクを 23kで落札。
・・・以前より様々な用途に向けて 高圧エアコンプレッサーが欲しかったのだが、
44気圧以上の製品となると 新品は130k以上する事もあり、手を出せないでいた。
その為、メンテ工具を手に入れつつ、購入したジャンク品を使用可能な状態に戻し、
その過程で、そのような出品の多さの原因に迫って診ようと考えた。
ただ、何をするにも元々、手持ちの工具は多くない・・・
因って、都度必要になる工具を MonotaROより調達しつつ行う流れとなる。
いちいち発注したモノが届くまで、作業が止まってしまうが致し方ない(^_^;)
そして、オーバーホールを進めた結果、
その要因を理解するに至ったワケだが、その、分解/状態解析、そして修理までの流れなど、纏めて診るコトに。
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2018/03/03

SIGMAは・・・

・・・そろそろ、社内での "デジタルカメラの立ち位置" を、正しく再認識し直すべき時期に至っている事を断言する。
■ 大前提として、他の有象無象と同じ事をやっていては、売れるものも売れない。
それとも SIGMAって、もう カメラは暇潰しにしか造ってないのかな?
ココで、長年 SD14遣いしてる身としては、一応警鐘しておこうと思う。
今の処、SD14から 無理してまで買い替えるだけの価値のある機種投入出来てないよ? 判ってますか?
次期調達に足る対象が、10年待っても登場しないのだ、流石に文句を云う権利くらいはあるだろう。
■ 件の SD14 は、発売が2007年。(購入は翌年、ファームウェアのバグ解消を待って。)
◆ 今となっては解像面での分解能・・・ 一般で云う "解像度" は、現行最新他社製品比で、遥かに劣る。
しかし今でも、他の製品より優れる面もある。
・データ取得方式と記録形式所以の 色の分解能(一般で云う色深度)
・受光素子物理特性としての 光を得る能力(ダイナミックレンジ)
★ トクに後者は、某N社のフラッグシップ機に並ぶ能力を並ぶ能力を有していた。 ◆ しかし この特徴も、続く SD15 や SD1 では、FoveonX3の高解像度化に伴い鳴りを潜めてしまった・・・
SD14では、解像度が低い代わりに、1素子サイズが大きかったコトで得られていた特性でもあったからだ。
■ 後継の・・・
◆ SD15では、SD14で 3つに分かれていた半導体群を、
1つに統合したプロセッサ、TRUEII 画像処理エンジンへ刷新、安定性の面で改善をされた。
◆ 更に後、最上位機種として登場した SD1 では、大幅な解像度増を果たし、その点でだけは面目躍如と云う印象だった・・・
しかし、その他の要素が 余りに酷過ぎた。
・バッテリーの持ちが劣悪に。
半導体規模とピクセルを増した FoveonX3 の、データ処理での待機ストレスを減らす工夫として
画像処理エンジンTRUEIIを複数搭載するなど、力業で対処した結果。
・ミニHDMI映像出力無搭載。
当時のフラッグシップ機では定番となりつつあったHDMI出力無しと云うのは、
デジタル機器と云う枠組みを無視し過ぎだ。
・メモリカードへのデータ転送速度が遅過ぎる。
SIGMA自身、中判デジカメ並み解像感を謳っていた。
それを生み出すデータだ、当然1000倍速程度の CFメモリで用を成すような規模では無い。 
なにより SD1開発時点でも、高価だったが M.2 SATASSD くらいはあった。
これを 高価な "高級最上位機種" で採用しなかった事は、愚策としか云い様が無い。
・他の機器との連携機能を持たない。
デジタル機器である以上、現像にも画像の確認にも、大画面な他の介在を必要とする。
だが、そうした要素も、著しく他に劣ったまま推移している。
その構成を そのまま考えなく高級コンデジ枠の DP1等に展開したワケだが・・・
固定レンズのまま 且つ、コンパクトと云う枠組みを堅持し、開発コストを抑制しつつ、
プロセッサの電気喰いに対処する為、バッテリーを複数個 標準添付して誤魔化した。
が、SD系のバッテリーより容量が小さい
DP向けバッテリーが 2つ3つあった処で、焼け石に水であったのは、察するに難くはないかと。
その反省に基づいて、パワーグリップを取り付けられるようデザインされたのが 現dp Quattro だ。
これらは愚行が過ぎた、むしろ半導体ベンダへ、消費電力面改善を要求して然るべき案件だ。
そうした背景もあり、dp Quattro は そのサイズやレンズの扱いから、コンデジ枠ですらなくなった。
結果として、どの製品も、本当に中途半端なモノばかりとなった(´ヘ`;)
ここで一般消費者の多くがやるであろう、他社のミラーレスデジイチとの比較などされようモノなら、
画質以外に何の取り柄のない残念機種と診られてるのは必至・・・ 
★ なによりSIGMA陣営は、大きな取り違えをしている。
◆ そもそも "画質さえ良ければ" と豪語するなら、最低を満たした製品を出してから云うモノだ。
持ち歩くデジタル機器での最低限とは、バッテリーの運用持続時間 と データの記録速度 を指す。
この点だけは、画質を問わず、使い勝手以上に重要な記録機器としてあるべき能力であり、 ★ ソレすら満たせていない現状は、デジタルデータを扱う 据え置きではない製品としての体を成していない と断ざざるを得ない。
なにより、SDシリーズを ほぼ切り捨てた感もある SIGMA・・・
そんな折、概ねフラッグシップ扱いな dp Quattro シリーズでさえ、
一見尖っているように見えて、基本部分は 追随他社と差が無いばかりか、
デジタルイメージング機器として劣る要素が多過ぎて、プロ向け処か、素人の使用用途すら満たせてない・・・
製品展開としては致命的状況だ。
◆ 確かに、画を得る器としてだけのカメラ の形を追求するのは 非常に良いスタンスだ。
・・・が、残念ながら現状は、"完全に" どっちつかず な状態 だ。 
ココなきつねは、SIGMAのカメラ開発部署関係者に対し、
高画質以外の面が全て、中華スマホのカメラにある最低限の機能にすら満たない。
  と云う事実に対し、
自覚があるのかを問いたい。
返答を得るまでも無く添えておくが、"こだわる" のと "単なる偏屈" は、別物なんだが?
ぶっちゃけ、一部欧米勢の評価に対し過大な自負を持ち、それに酔いしれてないか?
★ 最後に 千代田光学製フィルムカメラ遣いだった過去の経験を踏まえて云わせてもらえば、
カメラと云う物理に "こだわった" と云う割に、
一眼レフレックスカメラですらない dp Quattro が実質フラッグシップ・・・
ミラーユニット10万ショット耐久を謳っていた SD14、ほぼ室内利用で、漸く 7万ショットを超えた程度だが・・・
新品購入して半年で・・・ 保証期間内にミラーユニット無償修理を受け、数年後同じ個所を有償修理した。
故障時の傾向からして、斜め下向きに構えて撮影されるのが苦手らしい。
おきつねさまの運用では ともかくとして、
カメラを斜め下向きに構えて撮るってのは、そんなに稀有な撮影状態かね?? (´ヘ`;)
でまぁ、もう機械創りは懲りたのかな? と、dp Quattro を診てると、そう云う空気がね・・・
◆ それに本陣たるレンズ製造にしても、絞り輪を無くした時点で どうなのかね? と、嫌みの1つも云いたくなる。
自社のカメラ本体にだけでも、それらしい位置へリングを備え、コントローラとするのでも良くなかったか?
★ もはやプロ向けとしてすら、ニッチな市場となってしまった 一眼 "レフレックス" デジタルカメラだが、
もっと 物理(機械)レイアウトに こだわった造り を目指すべきでは無いのか? 相応に売りたいと云うのなら。
但し、どんなに機械の部分だけ頑張っても、
各種インターフェイスと ソフトウェア面が伴わなければ ただのゴミ
それがデジタル機器である と云う事を踏まえて臨む必要はあるがね。 逆に それを理解出来ないなら、デジタル画像取得機器の設計製造からは、手を引く事を薦める。
<<< p.s. 20180303 034700 >>>
■ 一般向けカメラであれば、この様なメモリーカードの登場を待つのも選択肢だろう。
しかし、プロ/セミプロ向け製品 と云うのなら、迷わず NVMeSSD を 内蔵実装対応 とするべきだ。
多少大仰な機器でも許容している向きと云うのは、コンパクトさより 実際に有効な能力のみを診る傾向が強い。
要するに、一眼レフレックスデジタルカメラなんて嵩張るモノを使う、顧客となり得る層の嗜好を、
企画段階で見誤ってないか? と云うコト。 今一度、熟考したほうが良い。

非力()な女性に使い易いかどうか? なんて程度の製品は、他の有象無象に造らせておけばいいのだ。
■ SIGMA と云う企業には、
現存するデジタルカメラの枠組みとは異なる、新たなカタチを創り出すに足る礎は、備わっている。
しかし、采配を振るう者、企画を提示する者に、それを見出す才が欠けている と感じている。
製品が どのような者の手に渡り、
どの様に運用されるのかを、SIGMAは 未だイメージしきれていない様に診える。
何故なら どの製品であれ、どの層にもマッチしない状況が続いているからだ。
もし合う層があるのだと思っているのだとしたら、とんだ勘違いである。

ニッチな市場のニッチ過ぎるニーズの向きに、
機能面で大幅な妥協を強いてまで使って貰っていると云うのが、正しい現況だ。

欧米の一部で ではなく、日本でもっと認められる方向性があり 且つ、SA-9より
SIGMAが小慣れた分野でもあり、今 真に その風が程よく吹いている・・・

何故この好機を活かせないのか、全く理解に苦しむ(´ヘ`;)
"デジタルカメラ" と云う "製品" としての "ハードウェアを企画する" には 単なる カメラ遣い/半導体屋/レンズ屋/プログラム屋 では、用を成さないと云う点に気付けていない。
確かに設計段階ともなれば、間違いなく餅は餅屋で良い。
それらを統括し、調整する者の能力さえ伴えば、製品は完成する。

しかし "企画" は別だ。
何れかの "立場" だけでのみ意見を述べる個 単体は、企画を立ち上げる際の参考にはならない。
そうした状況から脱するには まず、 製品の "企画" 段階での最重要要素が、"顧客目線だけ" である事を理解するべきだ。
ひと通り箇条書きとし、各部署へ可否を問い、詰めた上で 省くのか 開発してでも盛るのかを決定する。
その土台となる箇条書きこそが "企画" であるべきではないのか?

企画段階から、担当者や経営者が、安易な判断で切り捨てて良いモノなど無い。

ましてや、箇条書きに盛るべき対象をピックアップする能力も無い企画陣なら、存在価値を疑う域だ。
■ おきつねさまも 予算が そうそうある訳では無い点で、良い顧客とはなりがたい。
しかし、SIGMA製デジカメの良い面を識っていて、それを薦めたい相手は多数居る。

そして画質面では認めてくれる向きも多い。

だが その都度、機能面でのリスクを添えなければならない虚しさ、判るかな? SIGMA関係者諸兄。
"画質さえ~" と云う口上は、一般消費者にとっては "ただの言い訳にしかならない" と そろそろ気付いてくれ。
★ "プロの目に留まれば それでいい" と云う方針であるのなら、それはそれで構わないのだが・・・
では一体 何名のプロが、実際に購入して使ってくれているのかな?
結局ね、顧客目線を忘れた製品なんて、ヘンな こだわりでもなければ ほぼ使わないんだよ。
尚、このログの内容は、過去何度も SIGMAに対して呈してきた苦言と、何ら変わりは無い。 どういう意見に耳を傾けるべきか、もう少し考えたほうがイイな、人間諸兄は。